占い Brightrigger
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最近、ようやく【チ。―地球の運動についてー】を読み始めました。
きっかけはサカナクションの『怪獣』のMVです。
私、実はサカナクションの大大大ファンです。
一郎さんのようになりたいと思って、憧れてきました。
『怪獣』のMV、すごくいいですよね。
最後に扉が容赦なくバタンと閉じてしまうところで、毎回号泣します。
コメント欄で考察されているのを読んで、ようやく【チ。】も読み始めました。
以前にふぉいくんがオススメしていた漫画ということもあって、一度読もうとしたのですが、初っ端から拷問がきつかったので挫折していました…。
けれど、『怪獣』のMVを真の意味で理解したい!と思い、最初の拷問を乗り越えたら、とても面白い!
【チ。】は地動説の話ですが、西洋占星術のホロスコープって天動説なんですよね。
現代では「地球は自転しながら公転している」って当たり前のことですが、そうではない時代の天動説が現代でも占いとして形に残っているってとても不思議な感じがします。
【チ。】で描かれている内容はフィクションですが、あの時代の研究者たちが禁じられながらも地動説に美しさを感じたのと同じように、私は今、天動説で人々の未来を読むホロスコープにロマンを感じています。
もちろん、地動説を用いてみる占星術も存在しています。
けれど、現代の西洋占星術で占うほとんどの占い師が、天動説のホロスコープを使用しているのではないでしょうか?
何にロマンを感じるのかというと、占星術の中で「順行」「逆行」という言葉が使われていること。
これは地学でも学びますが、「地球から見た惑星の動き」なんですよね。
地球も一緒に宇宙を公転しているのに、まあなんておこがましいこと!と私は歓喜します。
西洋占星術で言うと「水星逆行」なんかがとくに有名ですよね。
逆行期間は電車の遅延が起こりやすかったり、メールで行き違いがあったり、とにかく通信・電気・コミュニケーションでなんらかの不具合が起こる。
これがまた、気のせいではなく本当にその通りだったりするからすごい。
占いなんて当たるも八卦だなんて言われてますが、古代の人が信じていたには何かしらのシンクロニシティがあったのだと思います。
科学では証明できない超常現象が神の何かしらの奇跡であり、人間には到底不可能な所業である。
そこに人々は畏怖の念を感じて、神を敬う。
私は無宗教ですが、保育園が仏教系だったり、一時期はキリスト教に興味を持ったりしていて、神を信仰していた時期もありました。
自分の力ではどうしようもないことを、神の力で解決してほしい。
理不尽な不幸もまた、神の采配である。
そんなように思っていた時期もあります。
私は、神に祈る方を見ると、とても美しいと感じます。
だけど、どうか「自分の力でも何かを変えることができる」ということもたまには思い出してみてください。
天動説をひっくり返すような大きな変動でなくても、私たちは無力ではなく、重力でしっかりとこの地に足を着けて歩いているのです。
だから、少々飛んだりしてもまたここに戻ってくることができます。
何を言いたいかというと、人それぞれロマンは持っていいだろうし、今の時代、信仰は自由です。
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